SQLiteについては以前少し書きました。
今回はPythonでSQLiteを使う方法を見ていきたいと思います。
SQLiteは世界で一番使われているデータベースと呼ばれています。
パブリックドメインで、軽量で、主に小規模なアプリ内で多数使われています。
Pythonでは、特別なソフトをインストールすることなく、標準でSQLiteを使うことが出来ます。
詳細はhttps://docs.python.jp/3/library/sqlite3.htmlを参照して下さい。
データベース
ユーザーが入力したデータは、どこかに保存しておかなければ、プログラムを終了したら消えてしまいます。
日記帳や電話帳のようなアプリでは、日記のデータ、電話番号のデータなどが消えてしまっては大変です。
データ保存の方法で最初に思いつくのは、テキストファイルに保存することです。
データ容量が少なくて、データの抽出に特別な配慮がいらないのなら、保存場所はテキストファイルで十分だと思います。
容量が多くなり、凝ったデーターの抽出をしなければいけない場合は、データベースを使うことになります。
PythonでSQLite
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# sqlite3モジュールをインポートして import sqlite3 # 最初にデータベースを表す Connection オブジェクトを作り conn = sqlite3.connect("test.sqlite") # Connection オブジェクトから Cursor オブジェクトを作り c = conn.cursor() # その execute() メソッドを呼んで SQL コマンドを実行する c.execute("create table meibo(id integer primary key,name text)") # insert文 c.execute("insert into meibo values(1,'ライブ・イン・ホープ')") # 変更を保存す場合 conn.commit() # データベースを閉じる conn.close() |
結果
test.sqliteというデータベースファイルが、このプログラムと同階層に出来ているのを確認して下さい。
まずsqlite3モジュールをインポートします。
データベースのConnection オブジェクトを作り、Connection オブジェクトから Cursor オブジェクトを作り、Cursor オブジェクトからexecute() メソッドを呼んで SQL コマンドを実行します。
追加、変更、削除のSQLを実行した後は、Connection オブジェクトのcommit()メソッドを呼ばないと、変更が保存されませんので注意して下さい。
最後にデータベースをclose()します。
SQL文の詳細はここではしませんが、PythonでSQLiteを使う場合は、これが一連の流れになります。