前回のSQLiteの記事では、コマンドプロンプトを立ち上げて、コマンドを入力してテーブル作成等していきました。
人とパソコンのこのようなやり取りはCUI(Character User Interface)と言われます。他にGUI(Graphical User Interface)と呼ばれるやり取りもあり、GUIの方に慣れている方も多いと思います。
SQLiteのGUIツールの一つに、Firefoxのアドオンである「SQLite Manager」があります。
今回は、このアドオンの簡単な利用方法のメモです。
ブラウザはもちろんFirefoxを使うことが必須です。
※アドオンとはブラウザをより便利に使うために追加するソフトのこと
インストール
下記ページを開き
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/
「SQLite」と入力してからアドオンを検索ボタンを押します。
※画像はクリックすると大きくなります
再起動後に、メニューの「ツール」に「SQLite Manager」があると思いますので、それをクリックします。
データベースを作る
新しいデータベースをクリック。
データベース名を入力(拡張子は入れなくても.sqliteになります)。
「OK」を押すと、保存するフォルダを選んで「入力した名前.sqlite」として保存されます。
テーブルを作りデータを入れてみる
Table Name(テーブル名)、Column Name(フィールド名)、Data Type(フィールドの型)を入力。
Data Typeは数字(整数)ならINTEGER、小数点のある数字ならREAL、文字ならTEXT、バイナリデータならBLOBを選択。
PRIMARY KEY制約、AUTOINCREMENT、UNIQUE制約、DEFAULT制約等も指定。
下の内容でテーブルが作成されました。
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CREATE TABLE "商品" ("商品番号" INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT NOT NULL , "商品名" TEXT, "価格" INTEGER); |
下の内容でテーブルが作成されました。
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CREATE TABLE "明細" ("明細番号" INTEGER NOT NULL , "明細内番号" INTEGER NOT NULL , "日付" TEXT, "商品番号" INTEGER, "数量" INTEGER DEFAULT 1, PRIMARY KEY ("明細番号", "明細内番号")) |
2つのテーブルを内部結合してみます
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SELECT 明細.明細番号,明細.明細内番号,明細.日付,商品.商品名,商品.価格,明細.数量,商品.価格 * 明細.数量 AS 合計 FROM 明細 INNER JOIN 商品 ON 明細.商品番号=商品.商品番号; |
以上、簡単ですが「SQLite Manager」の説明でした。